PMDDの解消にも役立つ?トリキュラー使用法

PMDDは、月経前不機嫌性障害の略であり、1カ月のうちで生理前になるとイライラや胸の張りなどの症状があらわれる月経前症候群(PMS)ですが、極度の不安感や暴力的な行動など重い精神症状が特徴です。PMSは、月経のある女性の50%〜80%が経験しているとされていますが、一般的に認知度の低いPMDDは5%前後が潜在的な患者と考えられており、全体像すら掴めていないのが現状です。
PMDDの原因は、女性ホルモンのプロゲステロンやプロゲステロンの代謝産物の作用により、神経伝達物質セロトニンの分泌量が減少する為に情動や食欲、睡眠などのコントロールが困難になると考えられていますが、明確な原因は究明されていないのが現状です。
又、PMDDと良く混同されるPMSは、PMDDと比較してセロトニンの減少量が少ない為に精神症状が軽くなっているとされています。
一般的にPMSやPMDDの精神症状の治療には、SSRIなどの抗鬱薬が処方されていますが、ホルモン量が一定の第1世代1相性オーソや第2世代3相性トリキュラー、男性ホルモンの作用の少ない第3世代1相性のマーベロンなどの避妊薬が症状緩和に有効とされています。
第2世代3相性のトリキュラーは、卵胞ホルモンの配合量は一定ですが、黄体ホルモンの配合量が異なる3種類の薬剤を6日間、5日間、10日間と服用し、女性本来の自然なホルモンバランスになる様に工夫された低用量ピルです。
トリキュラーの避妊目的の使用方法は、毎日1錠を決められた順番で服用し、出来るだけ同じ時刻に飲む様に心掛け、24時間以内の飲み忘れは問題ありませんが、24時間を超えている場合は服用を一時的に7日間中止して月経後に、新しいトリキュラーで服用を開始します。